コーチをしていて、ポッドは決め打ちのアタック、分かりやすい。と言われたことがある。私はポッドは決めうちと思わないが、なぜポッドを決め打ちのアタックだと解釈するのかを考えてみた。
ポッド、シェイプと比較されるのがシークエンスラグビー。例えばグラウンドを5分割にして数フェイズ先までボールを運ぶところを決めてスムーズにリサイクルしていくことで防御を崩す方法がある。これはゲインベースでの考え方であり、1フェイズ目うまくいった。2フェイズ目うまくいった。など各フェイズで目的を達成していく(ゲイン)。継続的に見えて、断続的に防御を崩すことが重要になってくる。人間が覚えるフェイズ数は個人差があると思うが、3〜5フェイズほど。
ここで1つ疑問が出てくる。5フェイズでトライを取れれば問題がないが、5フェイズ終了後、どのように6フェイズ目のアタックをするのか。例えば3フェイズ目でプレッシャーを受けた時、1フェイズから用意していたシークエンスを停滞しても遂行するのか。シークエンスフェイズ終了後とフェイズ途中でプレッシャーがかかるとシークエンスはそれ以上の攻撃指針が示されてないためアタックの効率性が低くなる。
ポッドではどうか考えてみる。ポッドが4つをテトラポッド、3つをトライポッドであり、それぞれ攻撃ポイントが4つまたは3つに分かれる。テトラポッドの場合、BDを1つのポッドでリサイクルするので、残りの攻撃可能ポッドは3つになる。この3つのポッドのどれかにボールが運ばれる形が連続している。つまりテトラポッドの場合、3つにボールが運ばれるので解釈の仕方によっては決め打ちとなる。
これはまぎれもない事実なのは変わらないが、ポッドのリサイクルベースでの攻撃、防御は防御のたびにポジショニングし直すリポジショニング、そして立体的シェイプとダブルラインを差し引けばこの考えは成り立つ。
ポッドが決め打ちだというのはシークエンスベースからの発想で、事前に自分のチームはボールを運ぶ位置を把握しておるにもかかわらず、相手は分からないのに対して、ポッドはどこにボールが運ばれるかが分かるとゆう考え方。ポッドは停滞しても残りの3つのポッドから局面を繋ぎ直せる。
ゲインベースでの考えでは、局面を断続的に繋げるが、リサイクルベースでは局面を繋げて防御を崩していく。よってポッドが決め打ちとゆうのはリサイクルベースの構造の理解が問題だと考えられる。