練習の方法




練習の方法

練習の方法は種類があり、大きく分けてアナリティクスメソッド、グローバルメソッド、インテグラルメソッドの3つに分けることができると言われている。それらはスキル導入時期やチームの成熟度によって使い分けていく。今回はアナリティクスメソッドとグローバルメソッドについて書いていく。インテグラルメソッドは後日。

アナリティックメソッド

アナリティクスメソッドとは単的動作学習のことで、新しいスキルの習得のときに使われ、状況判断をともなわない練習方法になります。パススキル向上のためにフォロースルーやアーリーキャッチなどの練習はアナリティクスメソッド。ランパスもアナリティクスメソッドであり、野球で例えるなら素振りになります。

グローバルメソッド

グローバルメソッドは状況判断を伴い、ゲームで解決できない問題を切り取り解決していく方法になります。

3v2の練習

ラグビーでよく行われる3v2の練習はは一見状況判断を伴うのでグローバルメソッドと捉えがちですが、断続的で攻撃側が3人防御側が2人など、練習のスタートが決まっている場合はアナリティクメソッドになります。スタートが一緒の3v2が真っ直ぐ仕掛けてパスをすることが目的で、それだけでは実践に向けての汎用性がありません。重要なのは師匠曰く「ボールキャリアとレシーバーが連動して防御に対して仕掛ける」ことであり、そのための手段の一つにまっすぐ走るスキルが必要と言われています。練習のスタートがわからないグローバルメソッドを使い、継続的なシュチュエーションで3v2を意図的に起こしていきいろいろな防御との駆け引きを選手に学習してもらいます。

ドリルを通じて練習の意図を選手に必然的に理解してもらうために、コーチはドリルを用いてルールを与えます。