2020ラグビーチャンピオンシップ(トライネーションズ)についての分析第1弾




2020ラグビーチャンピオンシップ(トライネーションズ)についての分析第1弾

ラグビーコーチです。
今回は2020ラグビーチャンピオンシップ(トライネーションズ)についての分析を独自に行いました。第3弾までに分けて書いていきます。今回は初回の第1弾になります。第1弾ではチャンピオンシップに参加国の国内リーグのスタッツを見ていきます。それではよろしくお願いします!

チャンピオンシップとは

ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship)はニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンの南半球4か国が参加する国際リーグであり各協会の合併事業である「SANZAAR」が開催をしています。1996年から2011年まではニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3か国で実施していたためトライネーションズと呼ばれていました。2012年からはアルゼンチンが参加したため4か国になり、今のザ・ラグビーチャンピオンシップになりました。しかし2020年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で南アフリカが不参加を表明したため、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンのトライネーションズで国際リーグを戦うことになりました。

国内リーグスタッツ分析

2020年は新型頃なウィルスは世界中に広がり、テストマッチやリーグの休止がありました。2020年はザ・ラグビーチャンピオンシップが始まる前に南半球は各国で国内リーグが行われました。特に世界的に先駆けて行われたのがリーグ参加国のニュージーランドのアオテアロアになります。その後オーストラリア、南アフリカと国内リーグは行われました。

ニュージランド(アオテアロア)リーグスタッツ
こちらがニュージーランドアオテアロアの1試合の平均スタッツになります。アオテアロアでは1試合でパスが316回キックが39回BDは167回になります。続いてオーストラリと南アフリカ、アルゼンチンのスタッツも見ていきます。
オーストラリア(AU)リーグスタッツ
ニュージーランドアオテアロアに次いで開幕したのがオーストラリアのスーパーラグビーAUになります。スーパーラグビーAUは新ルールが試験的に導入されました。その中でも特徴的だったのが22-50ルールや50-22ルールになります。オーストラリアの国内リーグ1試合のスタッツ平均はパスが299回キックが44回BDが150回になります。続いては南アフリカです。
南アフリカリーグスタッツ
こちらが2019年ワールドカップ日本大会を制した南アフリカの国内リーグになります。南アフリカはパスが220回キックが32回BDは112回1試合平均起こる国内リーグだということがわかりました。
アルゼンチン
最後はアルゼンチンのスタッツを見ていきます。アルゼンチンでは調べてみた範囲では国内リーグは新型コロナウィルス感染拡大のため国内リーグを実施していないようです。そのため2019年にスーパーラグビーにアルゼンチンから参戦しているジャガーズからスタッツを取ってみました。ジャガーズと代表がかなり密接に直結しているのでかなり参考になるスタッツだとお思います。2019年ジャガーズの1試合平均スタッツはパスが113回キックが26回BDは78回でした。
各国スタッツまとめ
ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship)はニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンの南半球4か国が参加する国際リーグスタッツの比較になります。ここからパスとキックの比率を割り出すとリーグの傾向が見えてきます。以下が各リーグのキックとパスの比率を算出したもので、リーグによって特徴が出ていて面白いです!

第2弾ではラグビーチャンピオンシップに参加国の国内リーグと2019年ワールドカップの国別代表からスタッツを比較していき国内リーグと代表のスタッツ傾向を見ていきたいと思います。