特化の法則
目次

特化の法則について書いていきます。
前回は「傾向の法則」について書いていきました。
- ラグビーはラグビーでしか上手くならない
- 特化の法則とは
- ラグビーというスポーツ
- ゲームモデルとプレー原則
ラグビーはラグビーでしか上手くならない
ラグビーはラグビーでしか上手くならない。「サッカーはサッカーでしか上手くならな。ピアニストはピアノの周りを走らない。だからサッカーは選手もグラウンドの周りを走る必要はない」
戦術的ピリオダイゼーションを学ぶ時に良く目にしたり耳にしたりする言葉になります。
つまりラグビーはグラウンドの周りを走る必要はなく、ラグビーをするべきだという考えになります。
特化の法則とは
戦術的ピリオダイゼーションの考え方では、ラグビーのグラウンドの周りを走るフィットネスメニューはグラウンドの周りを走るのが速くなるだけでラグビーの試合で走れるようにはならない。またフィジカルトレーニングでベンチプレスを100kg上げるよりも、ラグビーをプレーすることでラグビーで使う筋力を鍛えるべきだと言う考え方です。ラグビーにはグラウンドの周りを走ることや、ベンチプレスを100kg上げたり、4人1組で行う「ランパス」もラグビーの試合では1度もそのようなシーンが出ることはなく、これらはラグビーな必要な状況判断がありません。
つまり、ラグビーというリアルな状況からラグビーをプレーしていくべきだという考え方です。ラグビーというスポーツ
補足ですが、上記の考えはサッカーにおける戦術的ピリオダイゼーションの原理的な考え方で、個人的にはラグビーはコンタクトスポーツなのでフィジカルトレーニングは怪我の予防すること大切なので取り入れるべきだと考えています。
ラグビーではフィジカルのアクション、スキルのアクション、戦術のアクションなど、全てのアクションには全て判断を伴います。選手が持っている、テクニックやスキルを「いつ、どのように使うのか」、選手が持っているフィジカルや走力を「いつ、どこで使うのか」
これらの判断は、グラウンドの周りをたくさん走っても「いつどのように」「いつどこで」そのスキルを使うのかは身につけることはできません。
ラグビーの練習で良く行われる「ランパス」は状況判断や意思決定がないので意味がありません。しかし、対面パスやキックなどは状況判断や意思決定がないが、再現性の高いドリルで動作の獲得に使います。
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