傾向の法則




傾向の法則

スポーツには「傾向の法則」という考え方があり、ラグビーに置き換えて考えていきます。

  • 傾向の法則とは
  • 傾向の法則はコーチを助けてくれる
  • 傾向の法則の解釈

傾向の法則とは

傾向の法則とは、あるプレーを練習すればするほど上手くなるし、練習しないプレーは上手くならない。あるプレーを鍛えていくためには、コーチや監督はするプレーを反復して練習できるようにしなければならない。という考え方です。

傾向の法則はコーチを助けてくれる

60%以上のポゼッションを保持する」ゲームモデルのチームの練習割合は60%以上がアタックの練習になっていなければなりません。アタックがディフェンスよりも練習の時間が少なければ、目指すラグビーとは違うものになり、60%以上のポゼッションを保持するゲームモデルの遂行は難しく現実的ではなくなります。

つまり傾向の法則は、コーチや監督のプレーイングアイデアから練習メニューを作成する際の手助けをしてくれるものになります。

傾向の法則の解釈

パスを鍛えて行く場合は、傾向の法則で重要になる「反復」が必要になってきます。

しかしこの反復して練習していくことは、同じ練習を行うという意味ではありません。導入時期にもよりますが、できるだけ、アナリティックメソッドでの対面パスの練習ではなく、BDの位置が変わり、味方とのポジショニングが毎回違うカオスが強い複合的なメニューでラグビーに特化したパスの練習をして行くことが大切です。

そのため傾向の法則はスポーツにおける特化の法則と関わりが深いものになります。

次回は特化の法則についてブログを書いていきます。