ポッドシステム




ポッドシステム

ポッドの呼び方

ポッドは防御を崩すための一つの手段で、 4つのポッドをテトラポッド、3つのポッドをトライポッド、2つをバイポッドと呼ばれています。バイポッドはニュージーランドマオリがこのシステムを一時期取り入れていました。

ラグビーの構造から見える優位性

ポッドは「防御はBDを中心にポジショニングする」「ボールは人より速い」という2つの原則からニュージーランド人のヒカリードが考え、FWとBKの混ぜてユニット(ポッド)を横方向に作ることで、攻撃側がBDから離れた位置にポジショニングすることで、防御側と攻撃側に位置的優位関係(ポジショニングの優位性)が生まれます。 ヒカリードはこの点に着目しました。

ポッドが画期的な理由

ポッドが画期的な発想だったのは師匠曰く「オフサイドルールを利用したリサイクルベースでの攻撃」だということです。防御はオフサイドルールがあるため、防御のたびにオフサイドラインまで戻り、ポジショニングし直さなければなりません。つまりゲインを切らなくても防御を再ポジショニングさせる、リポジショニングで防御を崩すことが可能になりました。

防御が物理的に間に合わない速いリサイクルスピードが前提ではありますが、攻撃はリサイクルベースでBDを作ることによって防御をオフサイドラインルールと防御をリポジショニングさせることで、防御はBDを中心に空いたスペースを人で埋める(スライド)。攻撃はBDから離れた位置にポジショニングして空いたスペースへボールを運ぶ。「ボールは人より速い」ことを最大限利用して防御を崩していくのがポッドアタックになります。